日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

論理と直線性 〜って、ホンマかいな(付:時枝誠記『国語学原論』)

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言葉は音だけではありません。単語だけでもありません。

では文はどうでしょう。今ここで書いているものであれば、〝。〟がつくまでの間が一つの文ということになるでしょうか。この文にある規則が文法になるのかもしれませんね。ここまでくると言葉として複雑な意味を表せそうです。

で、次に文が集まって文章になります。文が沢山ありますから、より複雑な意味を表すことが出来そうですね。このあたりで言葉の役割は完全に果たせそうです。

 

ところで文の段階ですと文法が規則となりそうですが、文章となると論理になりそうです。ですが論理とはなんでしょうか。考えてみるとうまく説明できません。論理ってなんだ、と聞かれてみれば、理屈があってることだ、とでも言えそうです。でも、言葉で理屈が合うようにするにはどうすればいいんでしょうか。もしくは言葉で正しいかどうか考えている時、一体どうやって判断してるんでしょうか。

 

改めて考えてみるとよくわからない気もします。

 

とりあえず文章はまとまった言葉です。ただ羅列された言葉ではありません(小説と辞書を比べるようなものでしょうか)。ではどのようにまとまっているかと考えてみると、直線的にまとまっているのではないでしょうか。それぞれ文が並んで前から順に読んでいきます。こうした一直線に読んでいくことによって文章は理解されるはずです。

文は少し違いますね。日本語ですと頭から順番に続いていきますが、英語などであれば動詞が先に来ます。日本語と英語では文法の構造が違うので意味が生まれる順序も違うことになります。その昔日本語は非論理的な言語だ、と言われたのは、動詞が最後に来るため意味の規定が明確にならず、欧米語に対して論理も明確にならないように感じ取られたからかもしれません。日本語の場合意味を決定する前に他の言葉が沢山挟まるから、その文の最終的な意味がどこにあるのかわかりにくくなる、という指摘だったのかもしれませんね。

それはともかく文章であれば、一つの文を読んだ後には次の文を読むことは同じだと思います。つまり直線的に読んでいくことによって、意味も理解していくわけですね。これは日本語でも欧米語でもきっと一緒でしょう。一行目読んで三行目読んで二行目に戻るなんて読み方はまずしないでしょうし、たとえそのような読み方をしても並び直せば一直線の形になってしまいます。

 

この直線的な順序というものを考えてみた時、意味を理解するということはA→B→Cという形になると思います。そしてこの直線は〝。〟によって終えられるまでが一つの枠組みとして、かつ段落で区切られるまでがまた一つの枠組みとなりえるようにも思います。そうなると完結した形では『段落「A→B→C…。」×n』とでもなりそうです。

 

そう考えてみると『段落「A→B→C…。」×n』の順序において破綻のない直線が並んでいるものが論理だ、ということになるのかもしれません。

う〜ん、実際どうかなぁ〜。ちょっと自信のない考えでしかありませんが、ま、私の限界として甘くみてもらいましょう。この問題だけに留まっていては先へ進めないので、残念ながらこの辺にしておきます。力量を越えたことを考えるのは無理が生じますね。

 

参考となる本
国語学原論〈上〉 (岩波文庫)

国語学原論〈上〉 (岩波文庫)

 
国語学原論 下 (岩波文庫)

国語学原論 下 (岩波文庫)

 

日本語の構造を分析している本ですが、とても面白い説明をされています。日本語は欧米語のように主語ー述語の関係を持つ文ではなく、発話者の主体性のもと袋が包み込んでいくようにして意味が表れていく、と、そんな感じの説明だったような気が。本棚の奥に入っていて出してこれないのでこんな程度の説明で申し訳ありません(いつものことですが)。興味があればご自身で確かめてみてください。面白かったなぁ。

 

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