日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

経済

新しい商品というイノベーション 〜資本主義はずっと延命され続ける?

商品にイメージを結びつけて買ってもらうのはいいのですが、なにも広告ばかり使って消費させるばかりが方法ではありませんね。机でも椅子でもどれも似たり寄ったりだからイメージ結びつけなくちゃ欲しがってくれませんが、今までにないような机や椅子であれ…

商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です!

商品を買ってもらうための方法はこのように色々あるのですが、そろそろ私の知っているものも尽きてきましたので最後に物語ということだけお話ししてみようかと思います。 商品を売るにはイメージを結びつけるのだ、とは前にお話ししましたが、そうしたイメー…

希少価値の商品的効果 〜値段の高騰、記号的差異化による希少価値化

とりあえず記号的差異化によって同じ商品をバリエーション豊かな商品群へと変化させることが出来ました。しかしここからもう一つ違う現象も起きてくるようです。 記号的差異化によって生み出されるのは、同じ商品を違う商品のように見せることでした。靴の色…

商品イメージの細分化 〜記号的差異化によって生まれるバージョン違い

広告は商品にイメージを結びつけることによって消費者へと買ってもらおうとします。その際のイメージは性的なものがよく使われる、というわけで芸能人が男女共にイメージを生み出すシンボルとして必要不可欠だ、というように思われたのでした(私の勝手な考え…

消費喚起のための性的イメージ 〜広告と芸能界の蜜月関係

商品が商品として、つまりその物自体の品質を判断して買われるのではなく、広告によって生み出された付随するイメージによって買われるとしたら、そのイメージはどのようなものでしょうか。 もっとも多用されるのは性的なイメージだといいます。 性的なイメ…

広告とイメージ 〜物はあふれてイメージと化した

物があふれると生産しても売れるわけにはいかず、なんとかして買ってもらわなければなりません。そのため宣伝が必要となってくるのですが、それを大勢の人に見せようとしますと広告が生まれます。そしてこの広告というものによって、消費社会における1つの…

消費のための宣伝、広告 〜マスメディアと触れる人々

物が国中にいきわたりますと、必要なものがなくなってきます。しかし資本主義というシステムは商品を生産し続けなければなりません。ですがもう放っておいても人は物を買いません。既に必要なものは持っているからです。 かといって座視したまま商品を生産し…

物のない時代と資本主義 〜足りない頃は生産で回る

資本主義が生産を止められないシステムであるとするならば、作った商品を売らなければなりません。しかし未だ近代化がなされていない国ならばともかく、達成されてしまった国では物は全国に行き渡っています。そうなると資本主義下にある経済は生産中心に回…

生産過剰と恐慌 〜『資本論』は恐慌の必然の書だった?

もう1つだけマルクスの考えた資本主義批判について書いてみますね。 前回資本主義は生産をし続けるシステムだ、とも書いたかと思います。資本主義はもともと分業と機械によって大量に物を作ることを可能にしたために生まれたので、生産こそその肝だと言えな…

資本主義の生産と環境破壊 〜解決策は…難しそうですね

マルクスの資本主義批判は、基本的に資本主義というものは労働者を搾取するためのシステムだ、ということになるのかもしれませんが、案外今も変わってないのかもしれませんね。儲けが労働と賃金の差にあるとしたら、この差を大きくすればいいわけです。正社…

資本主義の問題点 〜そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるって?

資本主義の成立条件を色々と見てみましたが、前回少しだけマルクスの名前を出してしまいましたし、マルクスがどんな風にして資本主義の問題点をあげていったのか、ちょっとだけ見てみましょうか。マルクスなんて膨大でとてもじゃありませんが手に負えないの…

地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム

資本主義が成立されるためにはウェーバー的な資本主義の精神を持つ禁欲主義者が必要でしたが、一度成立した資本主義はどうなるのでしょうか。ゾンバルト的な浪費家がお金使って回していくだけでしょうか。 ちょっとこれに関係する話を前に書いた覚えがありま…

禁欲と贅沢が必要な時代の違い 〜成立と活発化の燃料の違いでしょうか

ウェーバーとゾンバルトの考え方はまるで逆だと思いますので、さぞや同じ雑誌で論考をあげていた時には意見の対立があっただろう、と、勝手に想像してしまいますが、そんな関係が実際にどうだったかは知らないのでなんともいえないのでした。社会学史とかに…

贅沢は味方です? 〜無駄にお金を使えば、回る回るよ経済は回る…

分業と機械による爆発的な生産量の増加、逆説的な宗教的動機によるエートス、と資本主義の成立条件をあげてみましたが、もうひとつ現在と関係のありそうな考え方を紹介してみましょうね。 ウェーバー先生は学者で研究者ですが、なにも1人で調べたり研究して…

分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり

エートスによって近代資本主義が立ち上げられたとするならば、一度成立した資本主義にはエートスは必要ないのでしょうか。私にはわかりません。私の記憶ではウェーバーはそんなこと書いてなかった気がします。というのもウェーバーの目的は近代資本主義の成…

エートスと社会の伝統性と合理性 〜昔ながらの世の中を変えるのは大変なんです

近代資本主義はエートス抜きには成り立たない、と書きましたが、しかし見回してみますとエートスのある人よりなさそうな人の方が多そうですし、お金儲けして成功してますね。今ももちろん資本主義のはずですが、こりゃ一体どういうことでしょうか。最近は資…

エートスによって機能する資本主義 〜日本は武士にエートスがあったとさ

こうしてプロテスタンティズム倫理は資本主義の精神となっていくのですが、ウェーバーはこれをエートスと呼びました。 エートスとはどのようなものか、というと、ちょっと私の説明では心配ですね。とりあえずちゃんと説明されているものを載せておきます。 …

働くことと遊ぶことの結果と差 〜資本主義の運動の回転率

働くことはいいことだ、という価値観が農業の時代から産業の時代に移り変わればどうなるでしょうか。 産業革命の後資本家という階級が生まれますが、この資本家階級のなかにもカルヴァン派の人たちはいたようです。そして資本家というのは事業をします。事業…

遊ぶための金儲けと目的としての労働 〜働き者はいいことだ

資本主義が基本的に金儲け主義で遊んで暮らしたいから金が欲しい、というものだったとすれば、それと異なるものとしてウェーバーのいう近代資本主義はどう違うのでしょうか。今だってそんな変わっとらんじゃないか、と思ってしまいますね。 しかしウェーバー…

スポンサーとグッズ展開と作品 〜制作費と売れることの狭間

TVアニメがグッズ展開によるキャラクタービジネスによって支えられているとしたら、スポンサーとして出資する企業も同じようにキャラクターグッズを販売する会社が集まるのは自然なことと思います。 日本のアニメは『鉄腕アトム』から出発し、すぐに『鉄人28…

文化の自己言及化と商品性 〜日本アニメの場合

手塚治虫の制約のもとに戦後のアニメは出発します。金ない、人ない、動かない、粗製乱造と、悪くいうには事欠かない有様です。その中で手塚治虫は同じ絵を使いまわしたり必要のない絵を描かなくてすましたりしてなんとかして乗りきりました。 しかし、この手…