日々是〆〆吟味 

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

経済

私たちは消費者だから群衆になっちゃうの!? 〜群衆操作の手段と広告/宣伝のやり方の類似

群衆の特徴や手段と、消費経済における広告/宣伝 消費者としての群衆 群衆の特徴 〜自己喪失・感染・暗示 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の説得方法 〜断言・反復・感染 政治と群衆的手段 【大塚英志『戦後民主主義のリハビリテーション』】 消費経済におけ…

なんで私たちは群衆になってしまうのだろう 〜宣伝/広告の政治的機能と消費社会。消費者となることで群衆となる。

宣伝/広告の政治的機能と消費社会 前近代的群衆と近代的大衆と、現代 【ル・ボン『群衆心理』/オルテガ『大衆の反逆』】 農業から生産、そして消費の経済システムへ 【ダグラス『儀礼としての消費』】 消費のための意味づけ=価値の生成 政治における宣伝/広…

TVからネット/YouTubeへの変化と回帰的推移の可能性 〜素人と玄人、もしくは空白の余地と飽和状態の熾烈な競争

TVからネット/YouTubeへの変化 〜空白の余地と飽和状態の競争 TVの素人の時代とネットの素人の時代(前回のお話) 【吉本隆明『情報としての画像』】 敷居の低いネット世界 プロフェッショナルの参入 確立されたTVの芸道世界と新たなネットの芸道世界 かつてあ…

大衆と選ばれた少数者と普通の人々 〜私たちの生活を支えるのは、選ばれた少数者としての普通の人々であるかもしれない

大衆と選ばれた少数者と普通の人々 【オルテガ『大衆の反逆』】 大衆と普通の人 選ばれた少数者(貴族/エリート)としての普通の人 【100de名著 オルテガ『大衆の反逆』】 戦後経済の担い手だった、優秀な労働者=選ばれた少数者としての普通の人々 【絓秀実『J…

経済システムの変化と社会/政治システムの変化 〜フランス革命による貴族から市民への転換

経済システムの変化と社会/政治システムの変化 経済システムの変化とフランス革命 フランス革命による社会システムの変化 絡み合う経済と社会のシステムの変化 気になったら読んで欲しい本 池田理代子『ベルサイユのばら』 アシュトン『産業革命』 テュルゴ…

女性労働者への扱い。初期資本主義社会における工場労働者と女性の立場 〜より安価な労働者へ

経済構造の変化による転落の姿 社会主義者と共産主義 当時の労働者の姿を描いた風俗誌 安価な労働者への転落 女性労働者への扱い 気になったら読んで欲しい本 エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』 次回/前回の内容 次回の内容 経済システムの変…

労働者への非情な態度、その原点。初期資本主義期の工場労動環境 〜カイゼン主義者オウエンと政治家の反応、及び子供の扱い

オウエンの労働環境改善とその現状への態度 オウエンの工場改革 〜工場環境と対策内容 労働環境改善への社会的働きかけの内実 〜問題なしとされる政治的判断 気になったら読んで欲しい本 『オウエン自叙伝』 次回/前回の内容 次回のお話 女性労働者への扱い…

新しい商品というイノベーション 〜資本主義はずっと延命され続ける?

気になったら読んで欲しい本 商品にイメージを結びつけて買ってもらうのはいいのですが、なにも広告ばかり使って消費させるばかりが方法ではありませんね。机でも椅子でもどれも似たり寄ったりだからイメージ結びつけなくちゃ欲しがってくれませんが、今まで…

商品の物語化 〜主人公はあなた(商品)です!

気になったら読んで欲しい本 商品を買ってもらうための方法はこのように色々あるのですが、そろそろ私の知っているものも尽きてきましたので最後に物語ということだけお話ししてみようかと思います。 商品を売るにはイメージを結びつけるのだ、とは前にお話…

希少価値の商品的効果 〜値段の高騰、記号的差異化による希少価値化

気になったら読んで欲しい本 とりあえず記号的差異化によって同じ商品をバリエーション豊かな商品群へと変化させることが出来ました。しかしここからもう一つ違う現象も起きてくるようです。 記号的差異化によって生み出されるのは、同じ商品を違う商品のよ…

商品イメージの細分化 〜記号的差異化によって生まれるバージョン違い

気になったら読んで欲しい本 広告は商品にイメージを結びつけることによって消費者へと買ってもらおうとします。その際のイメージは性的なものがよく使われる、というわけで芸能人が男女共にイメージを生み出すシンボルとして必要不可欠だ、というように思わ…

消費喚起のための性的イメージ 〜広告と芸能界の蜜月関係

気になったら読んで欲しい本 商品が商品として、つまりその物自体の品質を判断して買われるのではなく、広告によって生み出された付随するイメージによって買われるとしたら、そのイメージはどのようなものでしょうか。 もっとも多用されるのは性的なイメー…

広告とイメージ 〜物はあふれてイメージと化した

気になったら読んで欲しい本 物があふれると生産しても売れるわけにはいかず、なんとかして買ってもらわなければなりません。そのため宣伝が必要となってくるのですが、それを大勢の人に見せようとしますと広告が生まれます。そしてこの広告というものによっ…

消費のための宣伝、広告 〜マスメディアと触れる人々

気になったら読んで欲しい本 物が国中にいきわたりますと、必要なものがなくなってきます。しかし資本主義というシステムは商品を生産し続けなければなりません。ですがもう放っておいても人は物を買いません。既に必要なものは持っているからです。 かとい…

物のない時代と資本主義 〜足りない頃は生産で回る

気になったら読んで欲しい本 資本主義が生産を止められないシステムであるとするならば、作った商品を売らなければなりません。しかし未だ近代化がなされていない国ならばともかく、達成されてしまった国では物は全国に行き渡っています。そうなると資本主義…

生産過剰と恐慌 〜『資本論』は恐慌の必然の書だった?

気になったら読んで欲しい本 もう1つだけマルクスの考えた資本主義批判について書いてみますね。 前回資本主義は生産をし続けるシステムだ、とも書いたかと思います。資本主義はもともと分業と機械によって大量に物を作ることを可能にしたために生まれたの…

資本主義の生産と環境破壊 〜解決策は…難しそうですね

気になったら読んで欲しい本 マルクスの資本主義批判は、基本的に資本主義というものは労働者を搾取するためのシステムだ、ということになるのかもしれませんが、案外今も変わってないのかもしれませんね。儲けが労働と賃金の差にあるとしたら、この差を大き…

資本主義の問題点 〜そもそも労働力はピンハネ(搾取)されてるって?

気になったら読んで欲しい本 資本主義の成立条件を色々と見てみましたが、前回少しだけマルクスの名前を出してしまいましたし、マルクスがどんな風にして資本主義の問題点をあげていったのか、ちょっとだけ見てみましょうか。マルクスなんて膨大でとてもじゃ…

地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム

気になったら読んで欲しい本 資本主義が成立されるためにはウェーバー的な資本主義の精神を持つ禁欲主義者が必要でしたが、一度成立した資本主義はどうなるのでしょうか。ゾンバルト的な浪費家がお金使って回していくだけでしょうか。 ちょっとこれに関係す…

禁欲と贅沢が必要な時代の違い 〜成立と活発化の燃料の違いでしょうか

気になったら読んで欲しい本 ウェーバーとゾンバルトの考え方はまるで逆だと思いますので、さぞや同じ雑誌で論考をあげていた時には意見の対立があっただろう、と、勝手に想像してしまいますが、そんな関係が実際にどうだったかは知らないのでなんともいえな…

贅沢は味方です? 〜無駄にお金を使えば、回る回るよ経済は回る…

気になったら読んで欲しい本 分業と機械による爆発的な生産量の増加、逆説的な宗教的動機によるエートス、と資本主義の成立条件をあげてみましたが、もうひとつ現在と関係のありそうな考え方を紹介してみましょうね。 ウェーバー先生は学者で研究者ですが、…

分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり

気になったら読んで欲しい本 エートスによって近代資本主義が立ち上げられたとするならば、一度成立した資本主義にはエートスは必要ないのでしょうか。私にはわかりません。私の記憶ではウェーバーはそんなこと書いてなかった気がします。というのもウェーバ…

エートスと社会の伝統性と合理性 〜昔ながらの世の中を変えるのは大変なんです

気になったら読んで欲しい本 近代資本主義はエートス抜きには成り立たない、と書きましたが、しかし見回してみますとエートスのある人よりなさそうな人の方が多そうですし、お金儲けして成功してますね。今ももちろん資本主義のはずですが、こりゃ一体どうい…

エートスによって機能する資本主義 〜日本は武士にエートスがあったとさ

気になったら読んで欲しい本 こうしてプロテスタンティズム倫理は資本主義の精神となっていくのですが、ウェーバーはこれをエートスと呼びました。 エートスとはどのようなものか、というと、ちょっと私の説明では心配ですね。とりあえずちゃんと説明されて…

働くことと遊ぶことの結果と差 〜資本主義の運動の回転率

気になったら読んで欲しい本 働くことはいいことだ、という価値観が農業の時代から産業の時代に移り変わればどうなるでしょうか。 産業革命の後資本家という階級が生まれますが、この資本家階級のなかにもカルヴァン派の人たちはいたようです。そして資本家…

遊ぶための金儲けと目的としての労働 〜働き者はいいことだ

気になったら読んで欲しい本 資本主義が基本的に金儲け主義で遊んで暮らしたいから金が欲しい、というものだったとすれば、それと異なるものとしてウェーバーのいう近代資本主義はどう違うのでしょうか。今だってそんな変わっとらんじゃないか、と思ってしま…

スポンサーとグッズ展開と作品 〜制作費と売れることの狭間

参考となる本 TVアニメがグッズ展開によるキャラクタービジネスによって支えられているとしたら、スポンサーとして出資する企業も同じようにキャラクターグッズを販売する会社が集まるのは自然なことと思います。 日本のアニメは『鉄腕アトム』から出発し、…

文化の自己言及化と商品性 〜日本アニメの場合

参加となる本 手塚治虫の制約のもとに戦後のアニメは出発します。金ない、人ない、動かない、粗製乱造と、悪くいうには事欠かない有様です。その中で手塚治虫は同じ絵を使いまわしたり必要のない絵を描かなくてすましたりしてなんとかして乗りきりました。 …