日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

社会

消費喚起のための性的イメージ 〜広告と芸能界の蜜月関係

商品が商品として、つまりその物自体の品質を判断して買われるのではなく、広告によって生み出された付随するイメージによって買われるとしたら、そのイメージはどのようなものでしょうか。 もっとも多用されるのは性的なイメージだといいます。 性的なイメ…

広告とイメージ 〜物はあふれてイメージと化した

物があふれると生産しても売れるわけにはいかず、なんとかして買ってもらわなければなりません。そのため宣伝が必要となってくるのですが、それを大勢の人に見せようとしますと広告が生まれます。そしてこの広告というものによって、消費社会における1つの…

消費のための宣伝、広告 〜マスメディアと触れる人々

物が国中にいきわたりますと、必要なものがなくなってきます。しかし資本主義というシステムは商品を生産し続けなければなりません。ですがもう放っておいても人は物を買いません。既に必要なものは持っているからです。 かといって座視したまま商品を生産し…

贅沢は味方です? 〜無駄にお金を使えば、回る回るよ経済は回る…

分業と機械による爆発的な生産量の増加、逆説的な宗教的動機によるエートス、と資本主義の成立条件をあげてみましたが、もうひとつ現在と関係のありそうな考え方を紹介してみましょうね。 ウェーバー先生は学者で研究者ですが、なにも1人で調べたり研究して…

分業と機械 〜エートスとは異なる、資本主義もうひとつの始まり

エートスによって近代資本主義が立ち上げられたとするならば、一度成立した資本主義にはエートスは必要ないのでしょうか。私にはわかりません。私の記憶ではウェーバーはそんなこと書いてなかった気がします。というのもウェーバーの目的は近代資本主義の成…

エートスと社会の伝統性と合理性 〜昔ながらの世の中を変えるのは大変なんです

近代資本主義はエートス抜きには成り立たない、と書きましたが、しかし見回してみますとエートスのある人よりなさそうな人の方が多そうですし、お金儲けして成功してますね。今ももちろん資本主義のはずですが、こりゃ一体どういうことでしょうか。最近は資…

働くことと遊ぶことの結果と差 〜資本主義の運動の回転率

働くことはいいことだ、という価値観が農業の時代から産業の時代に移り変わればどうなるでしょうか。 産業革命の後資本家という階級が生まれますが、この資本家階級のなかにもカルヴァン派の人たちはいたようです。そして資本家というのは事業をします。事業…

遊ぶための金儲けと目的としての労働 〜働き者はいいことだ

資本主義が基本的に金儲け主義で遊んで暮らしたいから金が欲しい、というものだったとすれば、それと異なるものとしてウェーバーのいう近代資本主義はどう違うのでしょうか。今だってそんな変わっとらんじゃないか、と思ってしまいますね。 しかしウェーバー…

社会から与えられる認識と疑う態度 〜どちらも間違ってないのかな

デカルトが疑ったものには世の中の通念もありました。確かに世の中にまかり通っているウソというものはあるかと思います。またウソではないけど間違っていた、ということもあります。たとえば医学知識が変わって、かつて悪いとされていたものが良い、なんて…

疑うべきものとしての社会認識 〜4つのイドラと世の中

デカルトはあらゆるものを疑いましたが、その中には当然自分たちが常識と思っているものも含まれていました。デカルトと共に近代(もしくは近世)哲学の祖と言われるフランシス・ベーコンという人がいますが、この人は物事を正しく認識するためには避けなけれ…

社会からの認識の問題と、それに対する自我 〜まずはデカルト

デュルケームの言う通り人間の認識が社会(集合表象)から与えられるのだとすれば、色々と問題が出てきそうです。社会(もしくは世の中と言った方がいいのかな)から価値観を与えられて正しいものだと思っていても、間違っているということなどしょっちゅうあり…

人間の認識の根源としての社会 〜集合表象っていいます

こうしたデュルケームの考え方は宗教を対象として生まれましたが、なんだか社会そのものの在り方とも似ているようにも思えてきます。別段特定の宗教を信じていなくても、同じように集合表象があってそこにある価値観などを当たり前のものとして受け入れてい…