日々是〆〆吟味 

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

歴史

からっぽなものって意外と日本的? 〜からっぽな表現の文化なのだろうか

からっぽなものと日本的なもの? 三代前の歴史観 【史記/万葉集】 【柳田國男全集/折口信夫全集】 大思想と地理的条件 【アリストテレス全集/中論】 外国人から見た日本の文化って? 【ロラン・バルト『表象の帝国』】 前回のお話 からっぽなものは現実に役…

人は読むことによって何かを生み出す 〜書物と批評と思想と現実

フィクションと本と読むこと、思想と現実 フィクションは必要か? 漫画や小説は必要か? 【夏目漱石『吾輩は猫である』/小林秀雄『読書について』/小林よしのり『ゴーマニズム宣言』】 【呉智英『読書家の新技術』】 【サルトル『嘔吐』】 人はパン(=物質的…

コロナウイルスと群衆化 〜私たちは今、群衆と化しているのだろうか?

コロナウイルスという国家の大事件と、群衆化とその先 国家の大事件と群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 社会的な大事変と、自然的な大事変 自然的大事変によって変わる社会 【アタリ『1492 西欧文明の世界支配』】 群衆により変わる歴史 私たちは今、群衆と化…

群衆って村人みたいなもん? 〜群衆の特徴と共同体の特徴。これらは似ているのだろうか…

群衆の特徴と共同体的特徴の類似の可能性 近代的現象としての大衆と、共同体的とも思える群衆 【オルテガ『大衆の反逆』】 【アダム・スミス『国富論』】 群衆の特徴と共同体的日本社会の特徴の類似 〜群衆と空気を読む 【『夏目漱石全集』『森鷗外全集』】 …

群衆の持つ歴史的意味とは 〜革命のきっかけとその世界史的意義

群衆の持つ歴史的意義 歴史的現象としての群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 【オルテガ『大衆の反逆』】 フランス革命と群衆 【池田理代子『ベルサイユのばら』】 【ルフェーヴル『革命的群衆』『1789ーフランス革命序論』】 【フランス革命下の一市民の日記】…

メディアと大衆と統合 〜メディアは見知らぬ人々をまとめあげ、もし拒絶したら孤立する?

マスメディアと大衆化 メディアから逃れることと集合表象 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』『自殺論』】 マスメディアと話題のタネ 【宮台真司『14歳からの社会学』】 メディア/集合表象の拒絶→アノミー化の危険 メディアによる見知らぬ者同士の統合 【…

庶民から大衆への変化と情報化社会 〜メディアが当たり前になって庶民は大衆になった?

庶民から大衆への変化 【100分de名著 オルテガ『大衆の反逆』】 大衆の原像=自足自律した生活様式=庶民? 庶民の転向と情報化社会 【柄谷行人『ダイアローグ』】 大衆と情報化社会 【オルテガ『大衆の反逆』】 前回のお話 大衆と選ばれた少数者と普通の人々 …

大衆の行き渡る世界と汎ヨーロッパ 〜世界はヨーロッパ化されることによって大衆も当たり前になった?

世界のヨーロッパ化と大衆の世界化 【オルテガ『大衆の反逆』】 大衆は馬鹿ではない 大衆=平均人=普通の人? モラルの喪失 世界のヨーロッパ化に伴う大衆の世界的輸出 前回のお話 未開社会内の認識と文明社会における大衆 〜社会内部に存在する、社会を正確に…

未開社会内の認識と文明社会における大衆 〜社会内部に存在する、社会を正確に認識しない層と権力関係

社会の認識と各々の層 〜未開社会と文明社会 大衆人と未開人 【オルテガ『大衆の反逆』】 【レヴィ=ブリュール『未開社会の思惟』】 未開人の思考とブリコラージュ 【レヴィ=ストロース『野生の思考』】 未開社会における大人と女子供 社会の規則と認識 統治…

大衆と未開人の関係性 〜オルテガ曰く、大衆とは文明社会の中の未開人

文明社会における大衆と未開人 文明社会の中の大衆人 【ヘーゲル『世界史の哲学講義』】 大衆は文明社会の原始人? 【オルテガ『大衆の反逆』】 未開人の特徴と大衆の特徴 【レヴィ・ブリュル『未開社会の思惟』】 前回のお話 頂点の時代によって生み出され…

頂点の時代によって生み出される大衆 〜強大な力と戸惑い

大衆の生まれた頂点の時代 頂点の時代と不安 【オルテガ『大衆の反逆』】 強大な力とその制御 近代社会と合理性 【プラトン『国家』】 【オーウェル『一九八四年』】 前回のお話 大衆と連なる科学者(専門家)の苦悩と皮肉 〜19世紀までの認識 - 日々是〆〆吟…

大衆と連なる科学者(専門家)の苦悩と皮肉 〜19世紀までの認識

科学者(専門家)の苦悩と皮肉 ミミズの頭と専門家 【ニーチェ『ツァラトストラかく語りき』】 生涯を賭けた結果と、他の可能性 【小林秀雄初期文芸論集】 【ヘーゲル『精神現象学』】 科学者自身の自己認識 【エンゲルス『反デューリング論』】 【オルテガ『…

大衆と幼児的支配 〜あたかも子供が支配しているようだ、ということらしい

大衆と幼児的支配 子供らしい特徴としての大衆 大人であっても子供らしい特徴のままの大衆 幼児支配的な大衆支配 気になったら読んで欲しい本 オルテガ『大衆の反逆』 次回/前回の内容 次回の内容 大衆と慢心しきったおぼっちゃんと地方のお殿様と政治 〜世…

大衆が持つ、目の前の世界/社会を当たり前とみなす享受的態度 〜世界/社会の維持に労力を払わない

当たり前の世界/社会と、食い尽くす大衆 当たり前のものとしての世界/社会 不断の努力による建設と維持 目に見えない社会の背景と、享受するだけの大衆 気になったら読んで欲しい本 オルテガ『大衆の反逆』 次回/前回の内容 次回の内容 大衆と幼児的支配 〜…

大衆に選ばれる者=指導者 〜私たち、という理由で選ばれる自らに多くを課さない指導者

大衆と選ばれる者 選ばれた少数者 〜貴族・エリート 私たち、という大衆 自らに自閉する大衆の思想 選ばれた大衆人 〜自らに多くを課さない指導者 気になったら読んで欲しい本 オルテガ『大衆の反逆』 カント『純粋理性批判』 ニュートン『プリンキピア』 吉…

世に満ちた大衆と埋没される少数者 〜オルテガ『大衆の反逆』話始め

大衆という問題のはじまり 近代的現象としてのアノミーと大衆 〜都市への大移動の結果 オルテガの『大衆の反逆』 大衆という問題 〜自らに責務を持たない大勢の人々 気になったら読んで欲しい本 オルテガ『大衆の反逆』 デュルケーム『自殺論』 次回/前回の…

近代社会の歴史的帰結としてのアノミー 〜これが我々の生きる世界?

アノミーと現代社会 転校や転勤・異動という社会的変化 日常的に起こりえるアノミー? 歴史的変遷の帰結としての近代社会とアノミー 気になったら読んで欲しい本 デュルケーム『自殺論』 作田啓一『価値の社会学』 次回/前回の内容 次回の内容 大衆の満ちた…

都市の変化とアノミー 〜メディアも街も、絶え間なく変わっていく….

都市の変化とアノミー 集合表象とアノミー 変化し続けるメディア環境 変化し姿を変えていく街(=都市) 気になったら読んで欲しい本 パーク『実験室としての都市』 パーク他『都市』 マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』 マクルーハン『メディア論』 マク…

テクノロジーとメディアの発展による、集合表象の変化とアノミー 〜都市の大衆は間断なき集合表象の変化にさらされている?

メディアの発展と集合表象の変化 都市的大衆のアノミー化 交通と通信の、テクノロジーの発展 必要なものと化す、遠い地の情報 圧倒的な情報量と間断なき変化 メディアによる集合表象の安定と変動 〜共同体と都市の集合表象の在り方 気になったら読んで欲しい…

大衆と人間の精神と社会 〜フロイトとデュルケームから考えてみる大衆

大衆と人間の精神と社会 近代的現象としての大衆 人間の精神と社会 フロイトやデュルケームから考えててみる大衆 気になったら読んで欲しい本 フロイト『精神分析学入門』 デュルケーム『宗教生活の原初形態』 デュルケーム『分類の未開形態』 デュルケーム…

大衆と庶民の違い 〜共同体をひくか、根無し草の都市民か、の普通の人々

大衆と庶民 普通の人々と特別な人々 一定した生活様式としての庶民 歴史的現象としての大衆 気になったら読んで欲しい本 『柳田國男全集』 『吉本隆明全集』 オルテガ『大衆の反逆』 次回/前回の内容 次回の内容 大衆と人間の精神と社会 〜フロイトとデュル…

田舎から都市への近代的大移動と価値観の変化 〜引き剥がされる生まれ故郷の価値観

田舎/共同体から都市/社会への移動と価値観の変化 生まれ持った環境の価値観と人間の精神 生まれ故郷の価値観と、新しい都市の価値観 引き剥がされる生得環境的価値観 気になったら読んで欲しい本 ウィリアムズ『田舎と都市』 フロイト『精神分析学入門』 ロ…

近代的大移動、田舎から都市へ 〜もしくは自由と犯罪

近代的大移動と近代社会 民族大移動とヨーロッパの誕生 生産様式の変化と田舎から都市への大移動 〜世界中で共同体から社会に変わる 自由と欲望と犯罪 気になったら読んで欲しい本 デュルケーム『社会学講義』 デュルケーム『社会分業論』 ヘーゲル『歴史哲…

人々の移動と近代化 〜土地から生産へと変わり、共同体から社会に変わった

近代化と人の大移動 歴史の推移と思想の誕生 人々の移動という大変化 気になったら読んで欲しい本 新睦人他『社会学のあゆみ』(1,2,新) 次回/前回の内容 次回の内容 近代的大移動、田舎から都市へ 〜もしくは自由と犯罪 - 日々是〆〆吟味 前回の内容 指導者…

宗教における理想社会の過去志向/未来志向 〜仏教・イスラーム・儒教、キリスト教

宗教における過去志向と未来志向 社会批判と過去志向・未来志向 年齢における過去志向と未来志向 宗教における過去志向や未来志向 過去志向の宗教 〜仏教、イスラーム、または儒教 未来志向の宗教 〜キリスト教 案外普遍的に思える過去志向と未来志向 気にな…

保守と左翼の違いと類似点 〜歴史への志向性と社会への批判

保守と左翼の相違点 保守と左翼 〜なにが違うの? 共通する観点 〜現状の社会への批判 相容れない観点 〜歴史的志向性の違い 気になったら読んで欲しい本 浅羽道明『右翼と左翼』 西部邁『日本の保守思想』 西部邁『保守の真髄』 西部邁,佐高信『難局の思想…

伝統や文化はその都度によって創られる? 〜守るべき歴史の困難

国家的オリジナリティとしての歴史や伝統への疑問 『創られた伝統』 スコットランド高地地方の衣装 植民地支配下のインドにおけるインド文化の形成 新しかったり、外から作られたりしている伝統や文化 気になったら読んで欲しい本 ホブズボーム『創られた伝…

歴史的伝統/文化のための保守の立場 〜国家的オリジナリティとしての歴史

歴史的立場としての保守 相容れないはずの保守同士の立場 変わりゆく政治権力や社会制度 近代 〜歴史による自分たちの出所説明 世界標準化した近代ヨーロッパ的価値観 〜非ヨーロッパ諸国の出所説明の必要性 母国的価値観とヨーロッパ的科学文明の必要性 均…

保守の立場の困難性 〜反対によるまとまり、自らで明確化、文化/歴史的踏襲

保守の立場とは 新興勢力への反対としての保守のまとまり 日本の場合 〜共産主義への反対というまとまり 保守勢力と政治権力 〜敵か権力によってまとまる類似 保守の基準その① 〜自らで明確にする 保守の基準その② 〜日本文化を踏襲する 気になったら読んで…

保守の立場とその恣意性 〜新しいものに反対するから保守なのだ

保守の立場について 保守の原点 〜市民社会と封建社会 保守の守るものとは 〜その難しさ 対立する保守すべき過去 〜理想の過去は一致しない 明確な基準なき保守主義 〜新しいものへの反対とその正当性 気になったら読んで欲しい本 バーク『フランス革命につ…