日々是〆〆吟味 

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

人の作品をひっぱってきて新しい作品を創る? 〜書くものの残されていない世界と、新しい表現の在り方

書くものの残されていない世界と、新しい表現の在り方 からっぽな作品と表現のタイプ 【プロップ『昔話の形態学』/東浩紀『動物化するポストモダン』】 エヴァとコラージュ 【宮台真司『野獣系でいこう!!』】 【庵野秀明『新世紀エヴァンゲリオン』『ふし…

世界に届くのはからっぽだから? 〜からっぽな表現と日本?

からっぽな表現と日本? からっぽでもない日本の漫画 〜手塚治虫など 【手塚治虫『きりひと讃歌』】 確信犯的なからっぽ作品 〜『DRAGON BALL』 【鳥山明『DRAGON BALL』】 からっぽな日本は今か昔か 世界化される構造しかない作品 日本文学の中の構造しかな…

からっぽなものって意外と日本的? 〜からっぽな表現の文化なのだろうか

からっぽなものと日本的なもの? 三代前の歴史観 【史記/万葉集】 【柳田國男全集/折口信夫全集】 大思想と地理的条件 【アリストテレス全集/中論】 外国人から見た日本の文化って? 【ロラン・バルト『表象の帝国』】 前回のお話 からっぽなものは現実に役…

からっぽなものは現実に役立つ? 〜移行対象としてのキャラクターやフィクション【ウィニコット】

現実の中のからっぽさの効用 現実とからっぽさ 【フロイト著作集3 文化・芸術論】 現実を耐える代わりのもの 【大塚英志『サブカルチャー文学論』】 移行対象と不安と現実 【ウィニコット『遊ぶことと現実』】 【ピーナッツ選集】 【瀬田貞二『幼い子の文学…

あなたは何者でもないからっぽの存在 〜からっぽ=ゼロ記号としてのキャラクター

からっぽの存在=ゼロ記号、としてのキャラクター 記号論と差異の体系 【エーコ『記号論』】 言葉と音の組み合わせと意味の表れ方 【ソシュール『一般言語学講義』】 イヌ(犬)とイエ(家)とイネ(稲)の違い 【犬の写真図鑑】 組み合わせによって体系内に位置を…

わかってくれるのは、からっぽだから? 〜キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影

キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影 具体性と人間 【ハイデガー『存在と時間』/サルトル『存在と無』】 不滅としてのキャラクター 【小池一夫『キャラクターはこう動かす』/長谷川町子『サザエさん』/臼井義人『クレヨンしんちゃん』】 人間からキ…

わたしを受け入れてくれるあなた。と『ドラえもん』の話 〜自我の投影先とその具体性

自我の投影先と具体性の関係 自我の投影とその受け入れ先 自我の投影先の条件? 〜具体性の欠如、自分と似ていること、憧れ、願望、欲望など… 【藤子・F・不二雄『ドラえもん』】 【フロイト著作集3 文化・芸術論】 現実の具体性から離れたキャラクター 〜『…

あのキャラは裏切らない 〜キャラクターと人物の自我投影先問題

自我投影先としての人物とキャラクター スターと自我投影 【テレビ・タレント人名事典】 具体的人物としてのスターたち 【モラン『スター』】 具体的と自我投影 からっぽさと自我投影 人間は具体的を必ず持つ 【サルトル『実存主義とは何か』/100分de名著】 …

人は読むことによって何かを生み出す 〜書物と批評と思想と現実

フィクションと本と読むこと、思想と現実 フィクションは必要か? 漫画や小説は必要か? 【夏目漱石『吾輩は猫である』/小林秀雄『読書について』/小林よしのり『ゴーマニズム宣言』】 【呉智英『読書家の新技術』】 【サルトル『嘔吐』】 人はパン(=物質的…

あの人みたいになりたい、とっても素敵! 〜複雑な現代社会と自我代替システム

複雑な現代社会と自我代替システム 複雑な現代社会 自我の代替者としてのスターやフィクション フロイトとフィクション 【フロイト著作集3『文化・芸術論』】 【小林秀雄『初期文芸論集』】 何者でもない者が、何者かであるように見せ、何者かになる 作家/ス…

わたしの代わりの誰かさん〜現代社会と自我の代替者

現代社会と自我のゆくえ 【フロイト『自我論集』】 自我(私?)の代わりの誰かさん 【テレビ・タレント人名事典】 それぞれの分野のカリスマ・スター 【モラン『スター』】 時代と共に変わり、新しく現れるスターたち 現代社会システムに組み込まれる自我代替…

自分探しでカリスマ(暗示者)を求めてるのが群衆状態? 〜自分探しと自我の喪失

人間の成長と近代/未開社会の成長の境界線と自我の探求と自分探し 人間の成長と自我の確立 【ウィトゲンシュタイン全集『哲学探求』】 未開社会の成長と通過儀礼 【ヘネップ『通過儀礼』】 近代社会と通過儀礼の喪失 〜成長の境界線の行方 【江藤淳『成熟と…

我を失う/作るっていうのは似てること? 〜自我形成と群衆状況の自我喪失

自我の形成と群衆における自我喪失 フロイトの群衆と自我 【フロイト『自我論集』】 【ル・ボン『群衆心理』】 自我の形成と人間の精神 【ヘーゲル『精神現象学』】 思春期と自我の確立 新しい自我モデルの対象者の必要性 【ドストエフスキー『罪と罰』】 自…

【フロイト/群衆】我を忘れて誰かに自我を求めちゃう!? 〜群衆の自我喪失と指導者への自我代替。及び指導者の自我の群衆への感染。

群衆の自我の喪失とそのゆくえ フロイトと群衆 【フロイト著作集】 群衆と自我喪失 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の持つ自我のゆくえ 指導者の暗示と自我の感染 指導者に対する自我の投射 前回のお話 よくわからないものに突き動かされる人間の精神 〜フロ…

よくわからないものに突き動かされる人間の精神 〜フロイトの無意識と社会の不合理の類似性

フロイトの考え方と人間精神の理性・不合理と社会の不合理 ル・ボンとル・ボン以外の群衆理解 【ル・ボン『群衆心理』】 フロイトと無意識 【フロイト『精神分析学入門』】 【フロイト『自我論集』『エロス論集』】 明晰な精神=理性と、不合理な精神=無意識…

大衆と群衆の違いと類似の一応まとめ 〜似てるようで違うような…

大衆と群衆の違いはどのあたりにあるのだろうか 1.具体的な人間を指すものではない。 【柄谷行人『探究』】 2.社会的な現象である。 【デュルケーム『社会学的方法の基準』】 3.社会的な現象を規定する概念である。 【ドゥルーズ/ガタリ『哲学とは何か』】 4…

『デビルマン』(永井豪)に見る人々の群衆化の姿 〜没個性・感染・暗示と宣伝/デマの表現

『デビルマン』と群衆の表現 『デビルマン』に描かれる恐慌状態 【永井豪『デビルマン』】 『デビルマン』の概要 恐慌状態のセリフ 群衆の否定的な面を凝縮した表現 【オルポート『デマの心理学』】 【ル・ボン『群衆心理』】 宣伝とデマ 【レーニン『宣伝・…

コロナウイルスと群衆化 〜私たちは今、群衆と化しているのだろうか?

コロナウイルスという国家の大事件と、群衆化とその先 国家の大事件と群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 社会的な大事変と、自然的な大事変 自然的大事変によって変わる社会 【アタリ『1492 西欧文明の世界支配』】 群衆により変わる歴史 私たちは今、群衆と化…

人が直接集まってなくても群衆なの? 〜群衆の問題は人が群れ集まることよりも、それにより変化する心理が問題だ、ということらしい

人々の集まりとしての群衆と、群衆化することにより変化する群衆心理 群衆とは具体的に集まった人々のことだろうか? 【オルテガ『大衆の反逆』】 【ル・ボン『群衆心理』】 ただ人が集まった群衆という形ではなく、群衆となることによって起こる心理の変化(…

私たちは消費者だから群衆になっちゃうの!? 〜群衆操作の手段と広告/宣伝のやり方の類似

群衆の特徴や手段と、消費経済における広告/宣伝 消費者としての群衆 群衆の特徴 〜自己喪失・感染・暗示 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の説得方法 〜断言・反復・感染 政治と群衆的手段 【大塚英志『戦後民主主義のリハビリテーション』】 消費経済におけ…

なんで私たちは群衆になってしまうのだろう 〜宣伝/広告の政治的機能と消費社会。消費者となることで群衆となる。

宣伝/広告の政治的機能と消費社会 前近代的群衆と近代的大衆と、現代 【ル・ボン『群衆心理』/オルテガ『大衆の反逆』】 農業から生産、そして消費の経済システムへ 【ダグラス『儀礼としての消費』】 消費のための意味づけ=価値の生成 政治における宣伝/広…

群衆ってどこにいるの? 〜群衆と政治と文化。群衆は政治的に問題とされ、文化的に演出されているのだろうか?

群衆と政治と文化 群衆と現代 〜共同体的現象と似ているなら、なぜ現代に問題として現れるか? 【ル・ボン『群衆心理』】 【オルテガ『大衆の反逆』】 日常的に出くわさない群衆的状況 〜現代の群衆はスポーツ観戦やライブで起こる? 【ブーイサック『サーカ…

群衆って村人みたいなもん? 〜群衆の特徴と共同体の特徴。これらは似ているのだろうか…

群衆の特徴と共同体的特徴の類似の可能性 近代的現象としての大衆と、共同体的とも思える群衆 【オルテガ『大衆の反逆』】 【アダム・スミス『国富論』】 群衆の特徴と共同体的日本社会の特徴の類似 〜群衆と空気を読む 【『夏目漱石全集』『森鷗外全集』】 …

群衆化の問題と、その対処策という難問 〜これは解決出来るような問題なのだろうか

群衆という問題と対処策の難問 群衆の特徴 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆化の問題 群衆に対置されるものはあるか 〜大衆における貴族/エリートに類するもの 【オルテガ『大衆の反逆』】 対処策なき難問か? 【デュルケーム『自殺論』】 【アリストテレス『…

群衆の特徴と集団への埋没 〜個々人は群衆と化すことにより、個人ではなくなる

集団と異なる、群衆の特徴 人の集まりではない、群衆としての特徴 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の3つの特徴 集団に埋没する個人 前回のお話 群衆の持つ歴史的意味とは 〜革命のきっかけとその世界史的意義 - 日々是〆〆吟味 集団と異なる、群衆の特徴 人…

群衆の持つ歴史的意味とは 〜革命のきっかけとその世界史的意義

群衆の持つ歴史的意義 歴史的現象としての群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 【オルテガ『大衆の反逆』】 フランス革命と群衆 【池田理代子『ベルサイユのばら』】 【ルフェーヴル『革命的群衆』『1789ーフランス革命序論』】 【フランス革命下の一市民の日記】…

人々の群れと大衆と群衆 〜集まるだけでは大衆でも群衆でもないらしい

人々の群れと大衆と群衆 大衆と社会システムの変化 【ル・ボン『群衆心理』】 【群衆心理 まんが版】 お互いを確認できる人々の集まり=群衆ではない コミケやライブは群衆か? 具体的に集まった人々の群れとしての群衆 群衆となることで難しくなる個人的態度 …

大衆と群衆、その話始め 〜オルテガとル・ボン

大衆と群衆 〜これらは違う考え方らしい 生活様式の変化と大衆 【オルテガ『大衆の反逆』】 【テュルゴー『富に関する省察』】 有象無象の人の群れ、大衆 【ドーア『学歴社会 新しい文明病』】 大衆以前の人の群れ、群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 前回のお…

能力と質の担保とフォロー体制 〜ネット世界の事務所や編集者の可能性と必要性

質の担保とフォローの必要性 送り手と受け手のバランス 〜空白の余地と飽和状態 質の担保と飽和状態 〜競争の発生 【吉本隆明『情況としての画像』】 質の担保とそのフォロー 〜事務所や編集者 【松岡正剛『知の編集工学』『知の編集術』】 自衛の必要性 〜…

新しい小さな自由=無秩序な世界と、旧い大きな既成秩序の世界。または文化における中心と周縁 〜新しい世界から旧い世界の世代交代ってことでしょうか。でもまた新たな世界がせまる…

新しい小さな自由=無秩序な世界と、旧い大きな既成秩序の世界 新しい世界と自由と実力 自由と無秩序 問わぬ参入者と、模索する無茶 小さな無秩序な世界と、大きな秩序ある世界 新しい小さな世界が、広がっていくうちに大きな世界と融合し一部と化す 【山口昌…