日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

数学

数学と芸術 〜ヨーロッパと近代絵画と遠近法

今回はちょっとおまけで、デカルトの考案したX軸Y軸を使った座標軸による空間の捉え方が、とある芸術と深い関わりを持つ、ということでもお話してみたいと思います。 デカルトが空間を数学的に捉えたので神学的な捉え方は後退していきました。それは神の意図…

空間の数学化 〜物質以外は空間を占めない。ので神は追い出された

デカルトによって自然世界における物は物、と認められるようになりましたが、それは自然世界を神の創造物としてではなく空間に存在しているだけの物として捉えたからでした。同じ空間の中にはひとつの物しか存在できず、そこに他の物は入り込む余地はなくな…

神の被造物からただの物 〜自然観の転換

ではデカルト以前の自然世界はどのように捉えられていたのでしょうか。 神によって世界は説明されていた、と前回書きましたが、キリスト教にはそもそも有名な神話がありますね。聖書に書かれている、神が7日で世界を想像した、というものです。ここから発し…

近代の数学的世界と中世の神学的世界 〜自然ってなんなのだ、というところから始まってると思います

数学化こそが世界の正しい認識だ、とデカルト以降は思っています。ちょっと前にも似たようなこと書きましたので一応載せておきますね。 世界を本質的に捉えるための数学 〜その始まりはどこにあり?(付:クライン『数学の文化史』/ユークリッド『ユークリッド…

人文科学の数学(構造主義)化 〜物語はパターン?(付:『わたしの知的生産の技術』/プロップ『昔話の形態学』/橋爪大三郎『はじめての構造主義』)

ニュートンの業績によって物理学が数学化され、数学の力が圧倒的であると知ったヨーロッパ型学問はすべてを数学化しようとしました。それが自然科学ではとてもうまくいったのですが、残念ながら人間や社会に当てはめようとしたら少し問題が出てきたのです。…

数学と科学と世界の本質的理解 〜自然世界は数学によって理解•表現出来るのだ。これでいいのだ。(付:ニュートン『自然哲学の数学的諸原理』/クライン『数学の文化史』)

数学がもっとも使われたのは科学においてです。それはニュートンによって万有引力の法則が発見されたことによって科学の基礎ともなりました。 しかし数学を科学によって使うことはそんなに簡単なことではなかったようです。というのも、ニュートンが解明した…

世界を本質的に捉えるための数学 〜その始まりはどこにあり?(付:クライン『数学の文化史』/ユークリッド『ユークリッド原論』)

レヴィ=ストロースによって言葉のシステムが世界を本質的に捉えるために有効である事がわかりました。しかしこの場合の言葉は私たちが普段使っているような言葉というよりも、ソシュールが考えたようなシステムとしての言葉を応用したものです。言葉そのもの…