日々是〆〆吟味 

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

世界

大衆社会の中に生きる私たち 〜広がった世界と情報化社会の中の大衆と〝私〟

世界の広がりと情報化社会と大衆 マスメディア・マスコミュニケーションの中で生きる私たち 【マクルーハン『メディア論』】 大衆として規定されていく私たち 【オルテガ『大衆の反逆』】 大衆と大衆以外への自己規定の軋轢 前回のお話 庶民から大衆への変化…

空気を読む、という日本特殊論の背景 〜中心と周縁の思想的自覚の差

日本特殊論とその背景 〜中心たるヨーロッパと周縁たる日本の自覚の差 近代化の原点としてのヨーロッパ 〜世界に行き渡るヨーロッパ的価値観 ヨーロッパが自らを語ること=普遍性の自覚 日本が自らを語ること=普遍性ではない特殊性の自覚 非ヨーロッパ圏とい…

資本主義の生産と環境破壊 〜解決策は…難しそうですね

気になったら読んで欲しい本 マルクスの資本主義批判は、基本的に資本主義というものは労働者を搾取するためのシステムだ、ということになるのかもしれませんが、案外今も変わってないのかもしれませんね。儲けが労働と賃金の差にあるとしたら、この差を大き…

地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム

気になったら読んで欲しい本 資本主義が成立されるためにはウェーバー的な資本主義の精神を持つ禁欲主義者が必要でしたが、一度成立した資本主義はどうなるのでしょうか。ゾンバルト的な浪費家がお金使って回していくだけでしょうか。 ちょっとこれに関係す…

デュルケームの集合表象 〜未開部族の宗教から

気になったら読んで欲しい本 ある価値観を生み出してひとつのカテゴリーにしてしまうような働きが民族宗教にあったとして、ではその働きは宗教にしかないのかといえばそんなことなさそうでした。となるとこれはなんでしょうか。それは社会現象のひとつだ、と…

自分たちの属する世界と価値観 〜宗教は社会学される

気になったら読んで欲しい本 民族宗教が自分たちの価値観を作り出し自らのものとしていくためにある、と考えてみますと、これは何も宗教だけに限らない気もしますね。前回ギャルとオタクとヤンキーとインテリを並べてみましたが、おそらくそれぞれに自らの矜…

それぞれの宗教とそれぞれの価値観 〜でも自分たちの価値観は自分たちのものだし、自分たちの中でしか伝えられないし

気になったら読んで欲しい本 こうして世界宗教が民族宗教を乗り越えたものとして、普遍性を持って歴史に登場してきました。しかし、民族宗教が宗教として自分たちのために存在すること、これは別におかしなことではないようです。むしろそれが普通なのです。…

世界宗教の思想的大転換 〜身内からすべての人へ

民族宗教がこのように自分たちのことを考える宗教だとすると、アリストテレスの政治哲学のように余所者の人間に対しては人間扱いしなくなる危険性があります。民族宗教とは自分たちの秩序や倫理を基礎付けるものではあっても、余所者に対しては自分たちと同…

民族宗教的認識の問題点 〜自分たちだけで、余所者は人間じゃないんです

気になったら読んで欲しい本 ユダヤ教とそこから生まれたキリスト教やイスラームがどう違うか、なんて大問題は当然私には荷が重いのでいつものようにここで考えるのに使えそうなところだけ考えてみますね。 とりあえずユダヤ教は民族宗教です。前回書いたよ…

普遍性の前の民族宗教:ユダヤ教の場合 〜いじめられっこのユダヤ人

気になったら読んで欲しい本 ただ、普遍的な思想とみなされるものは、やはりそれ相応の理由がある、とも考えられます。柄谷行人が世界宗教を普遍的とみなしていましたが、それは他の民族宗教と比較してそう考えられるわけです。 では民族宗教というものがど…

知られたものと知られていないもの 〜でも、それと中身は一緒じゃないかも

気になったら読んで欲しい本 人が集まればまとめるために決定権を持つ人間が現れて政治が成り立つ、ととりあえず考えてみるとして、でもその一人だけでみんな決めてしまわれたら周りも困ることがあるよ、という異議申し立ても現れてくるんじゃないかな、とも…

余所者との接触から現れてくるもの 〜決定と反発、そして政治

気になったら読んで欲しい本 しかし余所者と出会うということは二重に考えられるかもしれません。一つは個々の人間が余所者と出会う場合。もう一つは自分たちの文化圏自体が余所者の文化圏と出会う場合。一つ目は柄谷行人が述べた他者で、二つ目はサミュエル…

余所者=外部と接触するということ 〜文化はこうして鍛えられる?

次の日の内容 なんだか久しぶりだったためにあやふやな内容になってしまったような気もしますが、読み返してみると案外そのまま話を続けられそうな気もしましたので続けてみたいと思います(無理矢理)。 ユーラシア大陸にしか歴史(世界史?)が存在しないように…

文明の接触 〜横の場合と縦の場合

次の日の内容 文化の接点が頻繁に起こるためには移動が可能でなくてはいけません。ですからユーラシア大陸というのは歩いて渡り行けることが不可能ではない場としてある、と考えれば、なぜ文明が大陸に存在するのかもわかる気がしますね。 まず最初に四大文…

大陸における文化の接触 〜ギリシアとインド

気になったら読んで欲しい本 大陸でにしろ地球規模にしろ、随分と大きな枠組みの考えです。しかしどちらも近代化した日本について考えてくださっていて、それ以前はどう捉えればいいのかわかりません。私も知りませんので黙ってしまうしか出来ません。またい…

周縁としての日本と近代化、そして… 〜世界システムの中に位置づけられた日本

気になったら読んで欲しい本 梅棹忠夫は大陸が歴史的に疲弊し、辺境であったヨーロッパと日本が近代において成長した、というような考えを示しました。この辺境という点において日本の近代化も考えの中に含んだとても偉い人がいます。ウォーラーステインとい…

大陸の歴史と辺境の余力 〜梅棹忠夫によるヨーロッパと日本の近代化

気になったら読んで欲しい本 世界史ってユーラシア大陸の歴史みたいだな、と思っていると、ちゃんとユーラシア大陸から日本の近代化を考えていた人がいました。梅棹忠夫はなぜ日本とヨーロッパだけが近代化したのか、という問いを立てて、大陸は歴史的に大陸…

偉大なものとユーラシア大陸 〜地理上の問題じゃ仕方ないよね

気になったら読んで欲しい本 次の日の内容 なんだか最近陰気なお話になってしまいがちです。日本の行く末、なんて、憂国の士みたいなことを書いたって仕方ありません。日本の文化について書いてみたはずなのですが、すぐに横道にそれてしまいますね。ろくに…

ローマと勤勉さ 〜偉い国が滅ばないためには...?

気になったら読んでほしい本 他国から学ばなくなったことによって大国が滅んだ、という認識は昔の著述家の中にもありました。これは日本ではありません。多分誰でも三権分立の名前とともに覚えさせられたモンテスキューという人がいますが、この人は三権分立…

日本文化の原点 〜超大国のお隣さん

参考となる本 福沢諭吉の猛勉強ぶりはわかりましたが、これは単に昔の日本人は偉かった、というだけなのか、日本独特の文化として偉いのか、ちょっとわかりかねますね。そのお話を少ししてみましょう。 日本はお隣に中国があります。昨今評判が悪いことこの…

数学と科学と世界の本質的理解 〜自然世界は数学によって理解•表現出来るのだ。これでいいのだ。(付:ニュートン『自然哲学の数学的諸原理』/クライン『数学の文化史』)

数学と科学と世界の本質的理解 数学と科学 科学のための数学の開発 科学初期の真理の証明 科学の勝利と真理の確信と他分野への応用の野心 参考となる本 【世界の名著・ニュートン】 【クライン『数学の文化史』】 数学と科学と世界の本質的理解 数学と科学 …

世界を本質的に捉えるための数学 〜その始まりはどこにあり?(付:クライン『数学の文化史』/ユークリッド『ユークリッド原論』)

世界を本質的に捉えるための数学 世界認識と言葉のシステム 数学のシステムとその誕生 天体 測量 実用と理論化 理論化による数学的証明の真理 参考となる本 【クライン『数学の文化史』】 【ユークリッド原論】 世界を本質的に捉えるための数学 世界認識と言…

言葉と数学による本質的理解 〜レヴィ=ストロースの交叉イトコ婚の場合を参考にしてみよう!(付:橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』/レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/フレイザー『金枝篇』)

言葉と数学による本質的理解 未開部族とフィールドワーク よくわからない未開部族の制度 未開部族の制度と現代数学 構造主義と数学と言語 参考となる本 【橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』】 【レヴィ=ストロース『親族の…

世界と本質的表現 〜世界って、どうやって本質的に捉えればいいんでしょうか(付:ソシュール『一般言語学講義』/レヴィ=ストロース『野生の思考』/山口昌男『二十世紀の知的冒険』)

世界と本質的表現 色々な文芸の違い 世界を本質的に捉えるには? 言葉によって捉える 数学によって捉える 言葉も数学的に捉える 参考となる本 【ソシュール『一般言語学講義』】 【レヴィ=ストロース『野生の思考』】 【山口昌男『二十世紀の知的冒険』】 世…