日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

世の中の話-社会

貴族階級とは異なる貴族精神を持つ社会階層の必要性と喪失の問題

貴族精神を持つ層の必要性と喪失 モスカとオルテガの似てそうなところ 【モスカ『支配する階級』】 オルテガのエリート/貴族に似たような貴族精神を持った階層の必要性 【オルテガ『大衆の反逆』】 失われつつある貴族精神を持つ層 【内田樹編『日本の反知性…

支配者タイプの特徴とも重なる宗教的指導者の言動と群集心理

少数者の支配としての宗教的指導者の信念の伝染と群衆心理 モスカとル・ボンのなんとなく似ているところ 【モスカ『支配する階級』】 宗教的指導者の信念と信徒への伝染 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆心理と少数者による支配 使徒から信徒への組織化と永続…

エリートの意味となる少数者の支配という必然【モスカ『支配する階級』】

モスカによる人類の歴史における少数者の支配という必然 モスカとエリート 【モスカ『支配する階級』】 真のエリートとは異なる、制度の中のエリート 【オルテガ『大衆の反逆』】 人類は常に少数者に支配されてきた 宗教的指導者と信徒たち 【『ブッダのこと…

組織とは簡単に例にして言えば、構造的に必ず少数者によって支配される

組織とはどのような理念を掲げていようとも、構造的に必ず少数者によって支配される 現実知らずの理想主義 【小泉信三『共産主義批判の常識』】 ミヘルスと社会主義的平等と政治組織の支配 【ミヘルス『政党政治の社会学』】 社会主義政党と少数の指導者 組…

歴史の終わりによる資本主義の勝利という決着? 〜フランシス・フクヤマに言わせればヘーゲル的な歴史は終わった

資本主義の勝利と歴史の終わり マルクスの予言と元気な資本主義 歴史は終わった? 【フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』】 【ヘーゲル『歴史哲学講義』コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』】 資本主義国家アメリカの勝利宣言 【浅田彰『「歴史の終わり」を超…

共産主義とは資本主義の果てに現れる社会であり、共産主義国とは原理的にちょっとおかしいらしい

資本主義と共産主義国家の変な関係 資本主義対共産主義? 恐慌を分析するマルクス経済学 【ヴァルガ『世界経済恐慌史』】 資本主義の次の時代の共産主義 【エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』】 共産主義国家はヘンテコ? 前回のお話 終末思想の意味…

終末思想の意味ある歴史の目的論と日本のマンガ・アニメと共産主義と想像力の類似

終末思想とマルクス主義 ユダヤ・キリスト教と終末思想 日本のマンガ・アニメの終末論ブーム 【五島勉『ノストラダムスの大予言』ノストラダムス『予言集』】 【武論尊,原哲夫『北斗の拳』宮崎駿『風の谷のナウシカ』大友克洋『AKIRA』】 【宮台真司,石原英…

主人と奴隷の意味なす弁証法と人類の歴史と階級闘争の歴史

ヘーゲルの主人と奴隷とマルクスの階級闘争の歴史 ヘーゲルの主人と奴隷 【ヘーゲル『精神現象学』】 主人と奴隷の階級闘争 【マルクス『共産党宣言』】 共通する目的のある歴史 前回のお話 ヘーゲルの主人と奴隷とマルクスの階級闘争の歴史 マルクスの歴史…

階級闘争とはわかりやすくいえば、生産者を守るための無生産者が支配者になってしまって生産物を自分のものにしてしまう関係を打ち破るもの、かな?

人間の集まりと食べ物の在り処による社会階級の現れ方 マルクスと階級闘争の歴史 【マルクス,エンゲルス『共産党宣言』】 人々の集まりと食い扶持 足りない食べ物と略奪と戦士 無生産者による支配階級への転化 【オーウェル『動物農場』】 前回のお話 唯物史…

世界を変えることと解釈することの違い 〜哲学者の仕事は世界を解釈することから変化させることへ

世界の解釈から変化への実践という哲学者の使命の変化 観照的態度への批判のはじまり 【ヘーゲル『法の哲学』】 マルクスと社会の矛盾と欺瞞 【マルクス『ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説』】 世界の解釈と変化 観照的態度から実践へ 前回のお…

みんな同じ生きているから、と日本社会のような共同体の一生一緒な生活形態 ~ヨーロッパ個人主義とは異なる意味の精神と外からの認識

みんな同じはどういうこと? 人間の認識は精神の外から与えられる 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』『分類の未開形態』】 生まれてから死ぬまで同じな共同体生活 【ハーディ『テス』】 【ブロック『封建社会』】 個々人に同じものとして与えられる外か…

断絶され独立した個人と似た人としての我々という集団 ~個人主義/集団主義という個人と集団の人間観の変遷とその結果得られ当たり前となった認識

断絶された各個人と同じような我々 ~個人と集団の人間観の変遷 断絶された個人と同じような我々 【柄谷行人『探究』/デカルト『省察』】 個人と全体/集団の人間観 人と違う私 〜演出される特別な存在 共同体と集団主義 キリスト教的人間観と近代的人間観 〜…

個人の評価と未知の領域における判断基準 ~私とあなたの断絶と了解により相互確認しあうことによって生まれる相互理解

個人の評価と未知の領域における判断基準 ~私とあなたの断絶と了解 私とあなたは断絶されている お互いにこう感じるものだという了解 個々人で確かめられ判断出来ること 〜たとえば味覚 【ブリア=サヴァラン『美味礼讃』】 知らない分野=未知の領域の判断基…

自由の原則となる、私の自由はあなたの自由を守るという自他ともに認める意味がある自由 〜個人主義と他人の迷惑と自由が許されるために必要とされる原理原則

個人主義と他人の迷惑 ~私の自由はあなたの自由を守ります 違うあなたと私と、人間みな同じ 【作田啓一『個人主義の運命』】 個人主義と普遍主義 他人への迷惑と個人主義 【ブルーム『反共感論』】 迷惑でなければ放っておけ? 〜自分の自由を守るためには…

他者の主観的認識と断絶と共有により見える人の姿 ~別存在としての私とあなたと私の主観的な像としてのあなたの姿

あなたは私に見えるひとつの姿だけど… 〜他者の主観的認識と断絶と共有 別存在としての私とあなた あなたは私の主観的な像 あなたは私の思う姿のままではいられない 【アリストテレス『政治学』/山川偉也『哲学者ディオゲネス』/ラス・カサス『インディオは…

個人主義とは私とあなたは別の人という前提としての理解 ~当たり前とみなされる個人主義の輸入概念ゆえの未成熟と集団主義の残滓

個人主義としての私とあなた 〜集団主義から離れた個人主義という当たり前 私とあなたの感じることは同じとは限らない 【柄谷行人『探究』】 私たちは個人であることが当たり前と思っている 個人主義の未成熟と集団主義 【丸山眞男『日本の思想』】 戦後思想…

私が苦しい理由の特別視により理解しなくなる人の苦しみという問題 ~人の心はわからないから自分の苦しみほど他人は苦しんでいないと隠されてしまう他者の苦しみ

〝この私〟の苦しみにより見えなくさせる他者の苦しみ ~私の苦しみを叫べば、あなたの苦しみは消える。私の苦しみの具体性と他者の苦しみの類型化 苦しみとその理由 〜しかし理由はわからないこともある 【ヒューム『人性論』『人間本性論』】 他者と身内と…

人間の認識能力の限界としての苦しみから解放されることと理解 ~社会の諸関係の複雑さに対する自己の論理的思考から導き出せる答えの境界線

〝私〟の苦しみと人間の認識能力の限界 〜わからない、苦しい!そんな思いは人間の理解の限界を越えたところからやってくる? 日常の苦しみや愚痴 【ベイトソン『精神の生態学』】 見えない組織の必然性 【ウェーバー『官僚制』/カフカ『審判』/ベケット『ゴ…

なぜ私だけが苦しむのかという問題と解明されない世界の謎としての苦しみの原因やメカニズム ~苦しい私の人生と、陳腐化されて理解されてしまう逆転

〝私〟の苦しみとその受け入れられ方 〜苦しい私の人生と、陳腐化されて理解されてしまう逆転。私の苦しみは理解されない! 社会に雁字搦めな〝この私〟 〝私〟を叫べば芸術か? 【岩野泡鳴『泡鳴五部作』】 人生の構造/類型的受け入れられ方 苦しみを叫ぶだ…

社会と私の葛藤と戦う意味としての〝私〟表現 ~苦悩する感情の吐露としての私語りとその原因を探す格闘と向き合わないことによるブラックボックス化という隠蔽

社会と私の格闘としての〝私〟表現 ~苦しいのをわかるためにも向き合わなくちゃだめ? 社会と〝この私〟 【アリストテレス『政治学』】 〝私〟を描けば表現か? 苦悩の吐露とその源泉への格闘 【中村光夫『風俗小説論』】 苦悩との格闘の消去 〜ブラックボ…

私小説とは:よくわからない〝私〟としての表現と〝私〟に集約される社会の凝縮された具体性 ~社会のルールとはよくわからないまま縛る人間存在

社会の中の〝私〟の小説 〜具体的なものに満ちた私小説 社会を描くことと社会なるものの理解 【ルーマン『社会の社会』】 【ガレノス『身体諸部分の用途について』】 よくわからなくても雁字搦めに絡めとられている社会なるもの 社会の中の〝私〟としての私…

社会を描くことの困難と表現における娯楽と芸術 ~社会表現における純文学と通俗小説の微妙な関係と正統性の錯覚

社会を描こうとすることと通俗性? 〜問題も難しいがエンターテイメントになりすぎてもしまうものなのだろうか? 社会を丸ごと描くことなど可能なの? 社会表現と純文学と通俗小説 【クラカウアー『探偵小説の哲学』】 【小谷野敦『久米正雄伝』/ナボコフ『…

私の存在意義となる表現と諸関係の織物となる意味 ~世界の中の自分を表現する作品世界の密度としての架空世界と現実社会の模倣世界

がんじがらめに絡めとられた諸関係と作品世界 ~〝私〟はいったいどこに存在しているの? 具体的なもの=諸関係の束の中心みたいな作品? 【ハイデガー『存在と時間』】 がんじがらめに絡めとられた諸関係と、その表現 いちから創られた作品世界とは? トール…

私の居場所の存在しない表層的な理解を示す構造/類型的世界 ~フィクションにおける表現のパターン認識から転用された現実認識より行われる人間に対する類型的理解による無理解と無神経な人の態度

〝私〟の在り方と構造/類型的世界 ~苦しむのはこの私だから? 構造や類型的でない具体的な作品? 【プロップ『昔話の形態学』/東浩紀『動物化するポストモダン』】 いじめとその構造/類型的現象 【山口昌男『いじめの記号論』】 唯一無二の〝この私〟に起こ…

世界文化としての日本文化のからっぽで空虚な構造しかない作品の世界化 ~世界で喜ばれる具体性を抹消した中身がない作品たち

からっぽな表現と日本 ~世界に届くのはからっぽだから? からっぽでもない日本の漫画 〜手塚治虫など 【手塚治虫『きりひと讃歌』】 確信犯的なからっぽ作品 〜『DRAGON BALL』 【鳥山明『DRAGON BALL』】 からっぽな日本は今か昔か 世界化される構造しかな…

空虚な日本と日本文化の世界化と世界から見た日本独自の文化となるヘンテコさ ~太古まで遡る歴史観とは異なる歴史認識の違いと大思想による体系化の欠如による空虚さ

からっぽなものと日本的なもの? 三代前の歴史観 【史記/万葉集】 【柳田國男全集/折口信夫全集】 大思想と地理的条件 【アリストテレス全集/中論】 外国人から見た日本の文化って? 【ロラン・バルト『表象の帝国』】 前回のお話 からっぽなものは現実に役…

移行対象例としてのキャラクターやフィクションと役割を果たす現実で役立つ意味 ~不安な現実に耐える移行対象のぬいぐるみになるもの【ウィニコット】

現実の中のからっぽさの効用 ~からっぽなものは現実に役立つ? 現実とからっぽさ 【フロイト著作集3 文化・芸術論】 現実を耐える代わりのもの 【大塚英志『サブカルチャー文学論』】 移行対象と不安と現実 【ウィニコット『遊ぶことと現実』】 【ピーナッ…

ゼロ記号としてのからっぽなキャラクター ~記号論と差異の体系と、体系内で位置を占めない欠如された記号=ゼロ記号ゆえに可能となる読者の自我の投影

からっぽの存在=ゼロ記号、としてのキャラクター ~あなたは何者でもないからっぽの存在 記号論と差異の体系 【エーコ『記号論』】 言葉と音の組み合わせと意味の表れ方 【ソシュール『一般言語学講義』】 イヌ(犬)とイエ(家)とイネ(稲)の違い 【犬の写真図…

不死身なキャラクターの持つ虚無の意味と邪魔とみなされ抹消される特定人物の持つ具体性 ~キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影

キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影 ~わかってくれるのは、からっぽだから? 具体性と人間 【ハイデガー『存在と時間』/サルトル『存在と無』】 不滅としてのキャラクター 【小池一夫『キャラクターはこう動かす』/長谷川町子『サザエさん』/臼井義…

『ドラえもん』における子供が自分を投影するのび太の存在と、ズルとしっぺ返しにより充足願望から現実に引き戻される作品テーマの作中/読者構造による二重性 〜ドラえもんとのび太の関係と『ドラえもん』と読者の関係と重なる願いをかなえてくれる空想と現実

自我の投影先と具体性の関係 ~わたしを受け入れてくれるあなた。と『ドラえもん』の話 自我の投影とその受け入れ先 自我の投影先の条件? 〜具体性の欠如、自分と似ていること、憧れ、願望、欲望など… 【藤子・F・不二雄『ドラえもん』】 【フロイト著作集3…