日々是〆〆吟味

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。一番悩んだのは10歳過ぎだったので、可能な限りお子さんでもわかるように優しく書いていきたいですね。

アニメ

『イデオン』と死の表現 〜当たり前に死ぬ人々

『機動戦士ガンダム』の後、富野由悠季は続々と作品を作っていきます。それも原作つきのアニメではなく、オリジナルのロボットアニメを作っていくのです。 このような真似が出来たのは『ガンダム』のヒットが作品だけでなくロボット(モビルスーツと呼ばれる)…

『ガンダム』の挑戦、挫折と栄光 〜屈託した人間を描いて

ロボットアニメがスポンサーの意向に従い、作品自体を描く点において制約があることはわかりました。アニメはお金がかかりますからどうしてもスポンサーをつけねばならず、またスポンサーは作品のキャラクタービジネスで資金を回収せざるをえず、そしてお金…

難民アニメとしての『ザンボット3』 〜型の踏襲と現実からの批判

デビュー作の『海のトリトン』は手塚治虫原作の海洋冒険ものでした(昨日ご指摘がありましたので、私の勘違いでそう思っている可能性もあります)。まだロボットものではなかったのです。しかしいきなり『ガンダム』が始まるわけではありません。その前にもロ…

『海のトリトン』のピピ 〜子ども向けアニメに組み込まれた男女の姿

おもちゃ会社がスポンサーとなる子ども向けのロボットアニメ。しかし子どもに見せるものを子供騙しのようなものですませるのは失礼だ。こう考えた富野由悠季は、自分が監督を任された作品で数々の挑戦を始めました。それは『ガンダム』だけではありません。 …

スポンサーとグッズ展開と作品 〜制作費と売れることの狭間

TVアニメがグッズ展開によるキャラクタービジネスによって支えられているとしたら、スポンサーとして出資する企業も同じようにキャラクターグッズを販売する会社が集まるのは自然なことと思います。 日本のアニメは『鉄腕アトム』から出発し、すぐに『鉄人28…

手塚治虫の危機とキャラクタービジネス 〜グッズ展開がないとやりくりも出来ないんですぅ〜

手塚治虫の名(迷?)言の一つに、漫画は本妻アニメは愛人、というものがあります。今なら怒られそうなセリフですが、当時の社会風潮を踏まえての自虐的な発言だったのでしょう。とにかくお金がかかって、漫画で稼いだ分で補填どころかつぎ込んでも、まだ足りま…

手塚治虫と日本のアニメとその体制 〜人も金も機材もない工夫

アニメーションの原理はパラパラ漫画と変わりません。1枚1枚の絵を連続で映すことによって動いているように見える、というものです。これはなにもアニメーションだけに限らず映画でも同じです。今はデジタル化されて変わってしまいましたが、フィルムの時代…

ディズニーと手塚治虫と日本のアニメ 〜ひとつのアメリカ文化に憧れた日本人

今や日本の文化と喧伝されるアニメや漫画も、いわば戦後のアメリカ文化の受容から生まれてきました。 アニメも漫画も日本では誰が開祖かは、多分みな知っているのではないでしょうか。そう、手塚治虫です。手塚治虫は正真正銘の天才で、歴史的な水準の表現者…